ReaD?!な歯の世界

D業界(歯科業界)のリアルな実態について元歯科衛生士の立場から発信していくブログです

要注意?!その歯科医院でのインプラント治療!

今やインプラント治療は、歯が抜けた後の選択肢として、ポピュラーな治療法になってきたのではないでしょうか?

昔だったら、入れ歯やブリッジしか選択肢がなく、インプラント治療も大学病院でしか受けられない上、高額でした。

 

今ではどこの歯科医院でも、インプラント受けられたりするんですよね。結果、価格競争を起こしているところもチラホラ、、、。

でも、その歯科医院でのインプラント治療、要注意かも?!

 

 

 

インプラント治療は講習さえ受ければ出来る

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今まで虫歯がメインだったのに、急に「冷やし中華始めました」的ノリでインプラント始める歯科医院もあります。

流行乗りたいー!的なやつです。価格設定にもよりますが、インプラント1本30万程度、保険を何十人も相手にするより悪く言えば楽チンです。

 

でも、その歯科医師、どの程度の臨床経験積んでるんでしょうか???症例件数は?!

 

実は、インプラントって、講習さえ受けられれば誰だって出来るものなんです。こわぃー!!

 

誰でも最初は初心者です。でもその初心者マークつけた歯科医師インプラントしてもらいたいですか??

 

できればきちんと大学のインプラント外来で臨床経験積んだ人やインプラントに関する書籍を出版しているような先生を選択したいものですよね。だって、怖いから!!

 

この間仮免通ったんだ♫」という路上訓練もまだな人をドライバーに、高速道路爆走したいですか???死ぬわっ!!

 

インプラントでの治療事故結構あります

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インプラント手術には最低限必須のCT。(ちなみに、この写真は通常のパントモ、レントゲン写真です。CTは3次元でみれます)

 

これで顎の骨の厚み、神経の位置、血管の位置を入念に調べたのち、どの太さ、長さのインプラントを埋入するのか決めます。

 

ですがびっくりなことに、このCT置いてないのにインプラントを行なってる歯科医院もあるんです。

 

なぜなら、、、CTいれるだけで1000万近くしちゃうので、諸経費抑えたいと考える歯科医院はCT導入渋って、インプラント治療前にほかの歯科医院でCT撮影してもらうように指示したりします。(以前勤めていたところで、実際そういう患者さんもいらしたことあり)

 

でも、手術中や手術後にきちんと埋入向き確認することができません。

 

でもこの作業怠ると、神経貫通して一生顔面麻痺が残ったり、上顎洞まで突き破って炎症起こしちゃったり、、、色々怖い後遺症が残ります。

 

最低限CTはある歯科医院で受けるようにしましょう。

 

 

価格だけで選んではいけない!

 

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価格競争になっている歯科医院もあるため、1本10万以下でインプラント治療を受けることができるものもあります。ですが、そのインプラントメーカー、大丈夫?!

 

一般的に有名なものは

スウェーデンのノーベルバイオケア社

・スイスのストローマン社

スウェーデンのアストラテック社 等

 

インプラントメーカーによって使用できる器具(いざ悪くなるとインプラント体を着脱するための器具)が違います。もしもインプラント治療を受けた歯科医院がどこも扱っていないマイナーなところを格安で仕入れていた、そんで潰れた、、、なんてことになったら大変です。

 

インプラント治療はきちんとメンテナンスを受ければ一生使うことができるので、息の長いw歯科医院で治療を受けるようにしましょう。(あるいは、どこでも扱っている大手メーカーのもので治療するようにしましょう)

 

インプラント専門医」って名乗ってはダメ!

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専門医を名乗っていいのは以下の5つのみです。

 

・日本口腔外科学会 口腔外科専門医

・日本歯周病学会 歯周病専門医

・日本歯科麻酔学会 歯科麻酔専門医

・日本小児歯科学会 小児歯科専門医

・日本歯科放射線学会 歯科放射線専門医

 

インプラント専門医」って名乗ってはいけません。。。結構ホームページに書いている人いますけどねw

 

もしもその歯科医師インプラントに精通しているか知りたいなら、歯科医師の経歴欄をチェックしましょう。きちんとした方なら「◯◯大学インプラント外来勤務」って書いてあります。

 

治療を受けてから後悔するのは遅いので、しっかりネットで下調べをしてから行くようにしましょう。