仮歯の素材ってなに?!値段はいくら??
銀歯やセラミックの本歯を入れるまでに使う歯を仮歯といいます。この仮歯、歯科医院によって様々ですが、大体3000円程かかります。取らないところは0円です。仮歯は基本的に本歯が入るまでの期間つけるもので、自費診療で仮歯を入れる場合は料金を取られる場所が多いです。
でも基本はその歯科医院のさじ加減です。
✳仮歯の期間が知りたい方はこちらも。でもどの道歯科医師次第ね。
仮歯ってどう作ってるの?
これもまちまちです。ラボ併設の歯科医院だと歯科技工師さんが綺麗に作ってくれます。そんな綺麗な仮歯なら、3000円の価値ありかなって納得できます。
ただ多くの歯科医院ではその場で作ります。
●お団子TEK
お団子状にねりねりしたものを患者さんの口に入れて直接型取り〜削って歯を作ります。
●シェルTEK
「付け爪の歯ver」と思っていただけるとわかりやすいですかね。元々ある形から1番その患者さんの歯に近いものを選択して作ります。
仮歯が上手い下手はかなりの差!
上手いと所要時間10分で仮歯を作ってくれます。
ただ、下手っぴに当たると最悪1時間近くかかります。そしてそれだけ時間かけても「なんじゃこれ?トウモロコシささっとるんか?!」みたいな仮歯が出来上がります。
歯科医師でもこの仮歯下手な人は下手です。でも大半は歯科衛生士が作るの担当です。おばちゃんだから上手い!とも限らないのがこの仮歯の恐ろしいところ。。。
持って生まれた器用さが差をつけると思いますよ。えぇ、、、本当に。
歯科医師方針によってはわざとみすぼらしい仮歯をつけることも
この仮歯上手い人作るともうこのまま使えるんじゃないか?!来週きてわざわざ銀歯入れるより、仮歯の白い歯の方がいいんじゃないか?!って思っちゃうくらい綺麗なものを作ってくれます。
そうなると、結構な頻度で患者さん来ない!本当、仮歯で満足しちゃうんですよね。
だから、わざとみすぼらしい仮歯を入れる所もあります。
そうすると、銀歯でもいいから早く本歯を入れたいって気持ちになりますからね。
仮歯の素材ってなに?
仮歯は液と粉を混ぜ合わせて作るプラスチックになります。
そのため、本歯に比べて
・壊れやすい
・臭くなる
・色がつきやすい
・削れていく
・取れやすい
デメリットがあります。
なぜ仮歯を入れるのか?
仮歯は本歯が入るまでの期間いれるものです。通常であれば1週間ほどで外すので上記のようなデメリットがあっても「短期間」使用するものです。
・歯茎が上に上がってこないように押さこむ
・両隣の歯が倒れ込まないようにする
・歯がしみないようにする
・歯がない期間でもある程度噛めるようにする
仮歯を入れることで、型取りをした時と比べて、大きな変化を起こさないようにします。仮歯が入っていないと、型取りをした時と状況が変化して本歯が入らなくなることもあります。
もしも仮歯が外れてしまったら、できるだけ早く受診して再度つけてもらうようにしましょう。
自費診療の場合は仮歯の意味が変化する
自費で歯を作る際、きちんと技工士さんに綺麗な仮歯を作成してもらいます。その仮歯をつけて歯の長さや色、大きさなど本歯を作成する前に「歯を入れた時の雰囲気」を確認してもらうようにします。
そうすることで、本歯を入れた時に「思ったよりも歯が大きかった」などの患者さんのイメージとの差をなくすようにします。
仮歯の値段はきちんと確認!
歯科医院ごとに値段設定が違います。歯を作成する時には一緒に仮歯の値段も確認するようにしましょう。できれば技工士さんがつくるのか、歯科衛生士や歯科医師が作るのかも要確認です。
そうでないと、トウモロコシ仮歯のようなものでも3000円を支払わなくてはいけない場合もあります。
仮歯とは短期間のおつきあいですが、それでも良い物を入れて欲しいですよね。