終わらない虫歯治療…なんでこんなに時間がかかるんだ!!
虫歯治療したことある人なら絶対思ったことあると思います。
「なんでちょこちょこっと治療しただけでまた一週間後に来院しなくちゃならないのか!その度に時間も費用もかかる!!」と。
一回の治療30分程度
大抵の虫歯治療は30分単位で治療の予約を取ります。小さな虫歯であれば簡単にプラスチックを詰めて一回の治療で終わるので、何本かまとめて治療することも可能です。
それでも30分は予約枠を確保します。保険治療でそのくらい時間枠取っているところは丁寧な歯科医院だと思います。患者さんの回転数で勝負している歯科医院だと、大抵10分〜15分刻みで時間枠をとっていたりします。
時間が短い分、流れ作業的な治療で説明などに時間をかけることが少ないです。
型取りだといっぺんに治療ができない
銀歯を作る必要のある虫歯治療だと、技巧物が出来上がるまでの期間が空いてしまうためどうしても1週間程タイムラグができてしまいます。
もしもどうしても1日で終了させたい!という方は、「自費診療」で白い被せ物をe-maxという機械を持っている歯科医院で治療を行えば、1日で被せ物まで終わらせることができます。
早いところだと虫歯を削って、技工物を作り終わるまで約1時間半〜2時間で終えることができます。
ただ、その分治療費は8〜10万程度かかってしまいます。
(セラミック治療になるため、白い被せ物になります)
1時間以上経つと顎が限界!
「全部の治療を自費診療でもいいから1日で終えたい!」と考えられる方もいるかと思います。ですが実際問題、顎がっくがくになりますよw
ずっと口を大きく開口したまま30分程度すれば、ガクガクですw
(開口器という口を開ける補助器具もありますけど、辛いです)
虫歯治療に使用する麻酔も1箇所だけでなく何箇所も使用すれば、、、うん、大変だ。
もしもそれでもいいから1度経験してみたいという方は、自費診療を中心で行っている歯科医院で一気に治療を行ってみてください。
本当拷問に近い感覚を味わうことができます。
保険治療ではまず無理
自費治療であれば、一気に治療を進めることも可能ですが、保険ではその日に取れる保険内容が決まっているため、1本の歯の治療を一気に進めることができません。(だっ
て銀歯、1日で出来上がらないし)
また、保険治療を中心に診療を行っている歯科医院は患者さん1人の単価が安くなってしまうため、同時に多くのユニット(診療台)をフル活動してみていかなくてはなりません。
そうなると患者さん1人にかけられる時間も少なくなってしまうため、結局のところちょこちょこっと治療したら「はい、今日の治療終了です!」「え?今日の治療これだけ?!」という感覚になります。
自費診療中心の歯科医院と保険診療中心の歯科医院両方とも勤務経験ありますが、保険診療中心の歯科医院の患者さんの満足度が低い(「もっとしっかり時間かけて欲しい」「一気に治療をしたい」等)ように感じました。おそらく患者さん1人に対して、一度の診療時間が短くなってしまうためかと思います。
(自費診療中心だと患者さん1人に1〜2時間程度治療に時間を割くことが良くあります)
神経治療だとより時間と回数がかかる
虫歯が神経にまで及ぶ程の重度の虫歯だと、歯の神経を抜く治療を行うため、回数がかかってしまいます。
虫歯を削り、銀歯を入れるまでにかかる治療回数は約8回(最低でも)
その期間1週間ごとに中の薬を入れ替えないといけいないため、1本の虫歯治療が終了するまで数ヶ月に渡ることになります。
長いですねー。しかも薬を入れ替えて神経を抜く治療って患者サイドからしたら
「こちょこちょーって歯を触って、変な匂いの薬剤入れて終わり」っというとてもあっさりした治療なんです。
「もっとやってくれー!」ってなりますよ。ですが、神経治療ばかりは自費治療でも保険治療でもさして内容が変わりません(自費治療だと歯科用顕微鏡を使って治療してくれる!って感じ。回数や治療内容はさして変化なし)
大きな虫歯を作る前に、小さな虫歯のうちに治療することが重要!ってことですね!!
それが最短治療で終われるベストな方法です。